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ONE PIECE 第623話 「海賊フィッシャー・タイガー 」 - 【 こころ 】
大変にごぶさたしてますが、皆様お変わりありませんか♪
何かもう、1ヶ月もお休みしたら、感想記事の書き方を忘れてしまっているよちえさんです(^_^;

戻ってきたのはいいけど週遅れ、
コレ書いても、読んでくださる方はいるのかなあとか、たいへんな孤独を感じつつ、
そんでもとっても衝撃的だった623話、感想を書かせてくださいね。




先週号、とってもこわくて見ていられなかったコアラちゃん、
可愛くなって、楽しそうで、とってもうれしかったです♪

「 あたし村のみんなに言うよ!!
  魚人にはいい人達がたくさんいるって 」

とかいうコマ、なんだかじんとしてしまいました。


人間が大嫌いなはずの魚人さん達も、
泣いて別れを惜しむとか、本当に可愛いひとたちだった(*^_^*)

コアラちゃんと過ごした日々のエピソードなページ、
本当に何度も何度も、ながめて楽しくなってました(^^)




自分ね、この回想シリーズの主役のひとり。
タイガーさんのこと、ホントはあんまり、よくわからなかったです。

先週、先々週と読み続けてきて、
いい人だなあって思ったけど、あんまり感情移入できなかった。


けど、今週やっと、彼のことがいっぱいいっぱい、
怒濤のように一気に、理解できたような気がしたでした。



コアラちゃんを村へ送る途中、
手をつながれて、ふりほどいて、それでもしがみつかれてあきらめたふり。


涙を流して大きな声で、「 ありがとう 」 って言ってるみたいなコアラちゃん。

最初は軽く手をあげて、応えてただけのタイガーさん。
何度も何度も声かけられて、
最後にはちゃんと振り返り、「 元気でな 」 とか言ってるみたいなシーン。

今見てもこころあたたまる、大変優しい風景だった好きでした。





人間たちに裏切られ、瀕死の重傷で船に戻ったタイガーさん。

輸血をすれば助かる命。でもそこには、人間の血液しかなかったから。


「 入れるな!
  そんな血で生き長らえたくはねえ!! 」

「 恩など受けない!!
  情けなど受けない!! 」


駄々っ子みたいに拒み続ける姿、
もうこのあたりで自分、大変に心臓バクバクでした。

いつも落ち着いていて、自由と解放、そんなステキな理想を掲げた大アニキ。
船の中では誰よりも、人間に寛容な感じに見えていたのに…。


なんでなんで? と読み続ければ、そこから先は、
もう見ていられないほどに赤裸々な、彼の心情を吐露する言葉が、
次々に綴られておりました。


胸に響いた言葉たち、書き出してみようと思ったけど、
ホントに全部全部、正しくつらい言葉だったから、
ここに引用することはできませんでした。


ただ、 「 すごくわかる 」 って、思いました。


奴隷だったから、人間の狂気を、その身に受けてしまったから、
どうしてもゆるすことができない、人間のこと。
あのおぞましい血を受け入れるくらいなら、死んだ方がマシだと思う気持ち。

わかると、思った。


だけど、おとひめさまの掲げる理想。
すべての人間が悪い訳じゃない。未来のために、平和のために、
歩み寄ろうとしていくことを、邪魔したくないという願い。

それも、わかる。



そして、

「 頭じゃあわかっていても…

  心の鬼が邪魔をする

  体が……その血を拒絶する!!」


もう人間を愛せない…… と泣いた彼の気持ちが、
本当にすごくすごく、わかると思ってしまいました。


こころ、は、とても複雑にできていて、
いつでもいろいろな色が、入り混じって揺れ動く。

理性で行動を、制御することはできるけど、
理性では決して、こころの中まで、制御できない。



冒険家として世界をめぐり、触れあった人間たちへの懐かしさ

奴隷にされたことで芽生えた、殺意にも似た憎しみ

差別の歴史に立ち向かう、おとひめさまへの、尊敬

コアラちゃんへの愛情と、未来へ託す祈り

人間たちの裏切りに感じた、絶望


タイガーさんというひとりの魚人さんの中にあったであろう、
たくさんたくさんの思いが、ひとつ残らず、描かれていたように思います。

正しいことが何かをわかっていた彼が、生涯の最後に、
こころの鬼に邪魔されて、憎しみに捕らわれてしまったこと、
彼自身が本当はいちばんに、くやしかったんじゃないかと思います。
(このへんの彼の涙、自分はくやし泣きと、思っているです…)


たくさんの奴隷さんたちを解放した彼が、
コアラちゃんやハンコックちゃんたちを、
シアワセの道へと戻してくれた、魚人島の英雄である彼が、
こんな切ない気持ちで死へと向かわなければいけなかったこと、
本当にかわいそうでつらかったです。

本当ならば彼は、誰よりも長生きをして
みんなからいっぱいいっぱいありがとうって言われて、
ただ満足感の中でのみ、旅立ちを迎えるべきひとだったはずなのに。

ホントにそんくらいじゃ足りないくらい、
たくさんの人にシアワセを、プレゼントしてくれた人なのに。

悲しいなあ、って、思いました。




最後に見た、彼の表情。

tiger.jpg

ここでとうとう、涙出た。

これきっと、尾田っちからタイガーさんへの、
はなむけみたいなものなんじゃないか、って、思いました。

心の葛藤に苦しみ続けた彼が、最後に得た安らぎ。


悔しさも悲しさも、消えることはなかったと思う。

けど、
そこにぽつんと、うれしい気持ちを添えてくださったこと、
本当にうれしくて、ありがとうと思いました。




ここへ来てドカンと、自分には忘れられないキャラとなったタイガーさん。

じぶんはわんぴの世界だけでなく、生活していくすべての場所で、
事象よりかも人の気持ちにばかり、目が行ってしまう人なのですが
(たぶんすごく、人がすきなんだとおもうです…)

よほどの小さな子供でない限りすべての人が、
複雑に絡んだ思いを抱えてるんだってこと、知っています。


こうありたいと思うのに、うまくいかないもどかしさ。
自分はこうだと開き直っても、ふとした瞬間に感じる劣等感。

好きになってはいけないものに、惹かれる気持ちを、止められなかったり
薄れていく情熱を、再燃させることが、難しかったり。

好ましく思う気持ちの底に存在する、嫉妬や焦り。
たくさんのものを持っているのになお感じてしまう、空虚な気持ち。


人の織りなすこころの、無限の色彩を、きれいだなあって、思います。
自分ではどうすることもできない気持ちに揺れる姿を、愛おしいと思います。
それでもみんな優しくて、強いなあって、思います。


いつもいつも感じていた、人に対する畏敬の念を、
今週のタイガーさんにもとても強く、感じることができました。

魚人はお魚さんの部類であって、人間とは違うって差別な話、あったけど、
同じ人間さえも、同列扱いできない人に比べたら、
タイガーさんこそがずっと純粋に、人間そのものだなあ、って、思うです。

たまたま魚人に生まれたために、
いっぱいいっぱい苦しんで、それでも優しくあろうとした彼のこと、
私はきっと忘れずに、ずっとだいすきでいようと思うです。


だけどせめて天国では、複雑な思いに悩まされることなく、
優しく平和な気持ちだけで、過ごすことができますように。








ということで、今回の感想記事はおしまいです。

本当は、ジンベエさんことも、アーロンことも、
いっぱいいっぱい思っているですが、これはまた別の機会に書かせてくださいね。

あと、ひさびさに記事を書いたら、
今までこのブログでお声をおかけいただいたみなさまのこと、
今、とっても懐かしく思っています(少しオーバーかな(^_^;)

もしよろしければ私記事に関係なくまた、
何やら話しかけていってくださるとうれしいです(^^)
どうぞよろしくお願いいたします♪


WJ 感想 22号
  
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